TOP2015年09月入山規制緩和の御嶽山 献花台で手合わせる登山者
御嶽山9合目の石室山荘わきに設置された献花台で手を合わせる登山者=19日午後1時32分

 木曽郡木曽町が、噴火に伴う御嶽山の入山規制を緩和した19日、中京圏からの登山者らが黒沢口登山道9合目の石室山荘を訪れ、噴火災害の犠牲者らのために設けられた献花台で手を合わせた。この日は、三ノ池方面の途中までも行けるようになった。

 8合目の山小屋「女人堂」近くで立ち入り禁止の看板などが外されると、夫婦や仲間同士などの登山者が9合目を目指した。当初、山頂付近は晴れて山頂もよく見えていたが、昼に近づくにつれて霧がかかった。

 会社の同僚と一緒に訪れた愛知県西尾市の三浦恭裕さん(45)は御嶽山に登るのが2回目。「灰は思ったより少ない。登山道が整っていて、登りやすく大好きな山。紅葉も始まり景色もいい」といい、「それだけに、噴火で簡単には元の姿に戻らないことが残念」と話した。

 岐阜県中津川市の会社員安江剛司さん(38)は9合目まで来たのは初めて。「暑くも寒くもなく、気持ちよく登れた。何かの機会に、行方不明者が見つかるといい」と語り、献花台で手を合わせた。

 女人堂を経営する起(おこし)信幸さん(39)は「荒れていた登山道の整備もシルバーウイークに間に合い、噴火後の紅葉も心配していたが、よく色づいている。いろいろな角度から紅葉を楽しんでほしい」と話した。石室山荘は営業していない。

2015年9月20日掲載