TOP2015年11月木曽の観光振興、郡全体で連携を 県が戦略会議で方針案
観光の広域連携案が示された地方創生の拡大版木曽地域戦略会議

 昨年の御嶽山噴火災害の影響で低迷する木曽地方の観光をてこ入れしようと、県は10日、木曽町で開かれた地方創生の拡大版木曽地域戦略会議で、木曽郡内全体で連携して観光振興に取り組む方針案を示した。海外誘客のための受け入れ態勢充実、郡外からの周遊ルートづくりを目的としたバスの試験運行などを挙げ、了承された。

 海外からの観光客は現在、南木曽町の妻籠宿など郡内の一部で急増しており、増えた観光客を郡内全域に誘致する方針。噴火災害の教訓を生かした防災対策に取り組み、新たなイベントも開きながら、前向きなイメージを発信する戦略だ。

 郡内の観光地を巡る交通システムを構築し、列車を利用する観光客の郡内周遊を促すことも検討する。伊那谷や岐阜県高山市を訪れた観光客を木曽地方に呼び込むため、モニター調査やバスの試験運行も視野に入れる。各町村の催しや祭りで出店交流をし、同時期にイベントを開いて集客を図る案も出た。

 会議には町村長や県の職員らが出席。太田寛副知事は「ここは今、外国人に魅力ある観光地となっている。もう一度売り出せるチャンスではないか」と話した。

2015年11月11日掲載