TOP2019年07月「お山でご来光」再び 王滝口登山道、9合目までの夜間規制解除
王滝口登山道9合目から望むご来光。雲海を照らしていた=26日午前4時57分

 木曽郡王滝村が、御嶽山の王滝口登山道で夕方から翌朝まで行っていた入山規制を解除し、9合目まで夜間も登れるようになった。御嶽信仰の信者らから「お山でご来光を拝みたい」との声が村に寄せられており、登山者や信者でにぎわう夏場のハイシーズンに合わせた。26日も登山道からご来光が望めた。

 村は2014年の噴火災害後、入山を規制し、噴火警戒レベルの引き下げなどに合わせて段階的に緩和。16年からは、地元住民らのパトロール員が毎日交代で入山して登山者の様子を確かめながら、午前7時〜午後4時に限り入山を許可していた。

 昨年秋、パトロール員用の仮設小屋を村が9合目に整備。9〜10月上旬の土日曜日にパトロール員が常駐し、夜間の入山も認める運用を試験的に行った結果、トラブルはなく、パトロール員の負担軽減にもなったといい、今月22日から本格運用を始めた。

 26日は午前2時半ごろ、7合目の田の原登山口付近では霧雨だったが、間もなくやんだ。同4時ごろから東の空が白み始め、同5時前、雲の先にご来光が昇った。

 登山道は現在、9合目までしか登れない。26日朝に仮設小屋に詰めていたパトロール員の小谷達夫さん(59)は「9合目から先に行かないことを徹底してほしい。夜に入山する場合はライトを忘れず、足元に気を付けて登ってほしい」と呼び掛けている。

2019年7月27日掲載