TOP2019年09月御嶽山、まだ噴火のエネルギー 木曽で講演会
木曽町で講演する及川さん(奥)

 2014年9月に噴火した御嶽山を学ぶ講演会が7日、木曽郡木曽町であった。講師の産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の及川輝樹・火山活動研究グループ主任研究員は、御嶽山は14年のような水蒸気噴火とは別に、マグマ噴火も繰り返しており、「まだまだ噴火するエネルギーを持つ山だと覚えておいてほしい」と語った。

 15年ほど前から御嶽山の地質を調べている及川さんは「この1万年は水蒸気噴火しか起こしていないと言われていたが、マグマ噴火は計5回あったことが調査で分かった」と説明。「三ノ池」ができた約9千年前の噴火では大量の溶岩が東側に流れ下ったとした。

 8万~5万年前は今よりも高い山頂があったが、何らかの理由で崩れ、その後に現在の山頂の剣ケ峰(3067メートル)ができたとした。

 講演会は14年の噴火を機に発足した御嶽山火山マイスターネットワークが企画。30人ほどが聞いた。

2019年9月 8日掲載