写真グラフ
 

カラスなぜ来るの?  JR明科駅周辺ねぐらに
(2007年3月19日掲載) 
 

ねぐらにしている明科駅の架線に止まるカラス。ストロボ撮影すると、すき間無くびっしり並んだカラスの目だけが暗闇に浮かび上がる




カラス対策として安曇野市明科総合支所で導入を検討している捕獲用のおり。上部から1度入ると針金が邪魔になって出られない仕組み=松本市梓川梓




駅前のロータリー付近に集まるカラスの群れ。電線で羽を休めたり旋回を繰り返す
 

薄暗くなり始めるとJR明科駅近くに集まり、休憩する電線を探して旋回するカラスの群れ





日の出とともに飛び立った後は道路上にふんが散乱。駅前の菓子店では毎朝掃除に追われている

 夕方になると、どこからともなく安曇野市明科のJR明科駅周辺に集まってくるカラス。電線や電車の架線に止まったり、上空を群れになって旋回したりし、鳴き声やふん害で近隣住民を悩ませている。

 信州野鳥の会によると、明科一帯をねぐらにするカラスは4000羽を超す(今年1月現在)。「ここ10年くらいで来るようになった。夜中でも鳴き声がうるさい」と、駅前で菓子店を経営する西村浩光さん(43)は困り顔だ。

 市明科総合支所は中部電力に依頼し、8年前から電線や電柱にカラス撃退の仕掛けを設置。地元猟友会による駆除も進めてきた。だが「決め手がない」のが実情。ねぐらになっている明科駅も、カラスが止まる場所にとげを付けて対応しているが、すぐに慣れてしまい効果は少ない。

 信州野鳥の会の丸山隆会長(57)は「人に対するカラスの警戒心が薄くなったことで、両者の生活範囲が異常に接近している。農作物の残りや生ごみなど、餌になるものを放置しない取り組みを続ければ、次第に個体数は減るのではないか」と話している。
 
写真グラフ 信毎フロント

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