写真グラフ
 

信州の海に時代の波  最盛期迎えた上越の海水浴場
(2008年8月4日掲載) 
 

<サーフィン> 低気圧が接近し、波が高くなるとサーファーの姿も=上越市名立区




<海に滑り台> 遠浅の「なおえつ海水浴場」には滑り台が設置され、子どもたちに人気だ




<夕焼け空に> 日没直後、上越市五智の海岸で遊ぶ親子。上田市から水族館に来た帰りという
 

<並ぶテント> カラフルなテントが並ぶ「たにはま海水浴場」




<ボール遊び> ビーチボールでアメリカンフットボールを楽しむ中学生たち=なおえつ海水浴場




<浜辺で散髪> 浜茶屋の閉店後、バリカンで髪を刈り合うアルバイト店員=なおえつ海水浴場

 シーズン最盛期を迎えた新潟県上越地方の海水浴場。家族連れやカップルでにぎわう「信州の海」も時代とともに変わっている。盛夏の浜をスケッチした。

 JRの駅に近い上越市長浜の「たにはま海水浴場」。大きな変化は浜茶屋の数だ。谷浜観光協会浜茶屋組合長の池田金作さん(67)によると、約40年前は32、3軒あったが、今年は10軒だけ。海水浴客の足が列車から車に変わり駐車場のない浜茶屋が敬遠されたり、経営者が高齢化し後継者がなく廃業するケースが多い。砂浜が波の浸食で狭くなったのも一因という。

 代わって、ここ数年目立ってきたのが海水浴客が持ち込むテント。下高井郡木島平村から訪れた土屋和慶さん(40)は「設置が簡単でパラソルより日差しをしっかり避けられ、山でも使える」。

 上越市五智の「なおえつ海水浴場」は遠浅で、家族連れに好評。砂がたまるように波を制御するため、県上越地域振興局が1990年から沖に大きな石を沈めている。同海水浴場で浜茶屋を経営する飯山市南町の宮嶋辰男さん(56)によると、2、3年前から効果が表れてきたという。

 上越市内の海ではサーファーの姿も。「長野県からは10年ほど前からよく来るようになった」と、五智でサーフショップを営む小林真一さん(43)。夜勤明けに長野市から来た公務員本道健司さん(31)は「太平洋の方が波質はいいけれど、ガソリン代が上がったのが痛い。ここは近いから」といい、気持ちよさそうに波に乗っていた。

[写真・文 梅田拓朗]
 
写真グラフ 信毎フロント

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