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信州で田舎暮らし いかが  Iターン・農業体験 取り組み活発
(2010年5月31日掲載)
 

<移住が夢です> 「飯山まなび塾」と農業を体験する「百姓塾」の17人で行った田植え。移住を希望する人も参加した=22日、飯山市寿





百貨店の信州物産展に合わせて県が開いた田舎暮らしの相談会。担当者は「まずはIターン登録してから情報を集めてください」と説明していた=15日、横浜市





原村の田舎暮らし案内人を務める鹿熊さん夫妻。「元気にできるだけ動き、地域のお役に立ちたい」=17日
 

飯山市の空き家物件見学会。資料を手に、写真を撮りながら家を見て歩く=8日、同市下境




初めて採ったタラノメやコシアブラ、ネマガリダケなどを天ぷらにする「飯山まなび塾」の参加者たち=22日




中川村の水田で働くファームサポート。昨年は11軒の農家が受け入れ、延べ191人が参加した=18日、同村葛島

 信州で田舎暮らしをしませんか―。退職者などを対象にIターンを呼びかける県や市町村の取り組みが活発だ。長野県は移住先として魅力があるといい、首都圏や中京圏での移住相談会では足を止める人が多い。農村暮らしや農業を体験できるツアーも人気だ。

 飯山市の「飯山まなび塾」は、季節ごとに年4回開き、泊まりがけで伝統文化や食、自然、農業などを体験できる。5月の春講座には2組の夫婦ら6人が参加。カボチャ、ウリなどの苗を植えた。東京都町田市から妻と訪れた小沢八十治さん(57)は「20年前からスキーによく来ていた。定年後は北信濃に住みたい」と参加の動機を話した。

 飯山市の空き家物件見学会。横浜市の後藤元良さん(68)、暁子(さとこ)さん(60)夫妻は、一軒家4カ所を見て回り、「2人とも田舎が無いので子や孫に田舎をつくりたい。雪や地域に溶け込むのは大変かもしれないが移住は夢です」と話した。市いいやま住んでみません課の担当者は「何度も現地に足を運び、長期間泊まってみてから本格的な移住を考えて。冬の厳しい時期にも来てください」と、参加者に助言している。

 上伊那郡中川村の「ファームサポート」は、農家に泊まって指導を受けながら繁忙期にボランティアで農作業を手伝う制度。東京都武蔵野市の真下靖夫さん(64)は昨年も6回参加した“常連”だ。今年も田植えやリンゴの摘花を手伝った。中野市に昨年、リンゴ畑を購入したといい、「2、3年のうちには信州人になります」。

 移住希望者の相談に乗る「田舎暮らし案内人」。別荘が多い諏訪郡原村では12人がボランティアで活動している。長野市出身でサラリーマン生活後に移住して8年目の鹿熊翼(かくまたすく)さん(69)は「移住したら自分から地域に飛び込んでいく姿勢がほしいですね」と、自らの体験を交えながら話していた。

[写真・文 毛利英俊]
 
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