写真グラフ
 

熱「気」信州パワースポット  紅葉も重なり「渋滞」
(2010年10月25日掲載)
 

<戸隠神社> 参拝客で混雑する戸隠神社奥社参道=23日



戸隠神社奥社に参拝する人の列=16日





「水場」の脇ではシートを広げて横になる人も=15日
 

木々が色づいた鏡池。平日も写真愛好家らでにぎわっている=22日



大勢が利用する奥社参道入り口の循環バス停留所=16日





<分杭峠> 急斜面にある「気場」で、ベンチに腰掛ける人たち=17日




「水場」の水で作ったラーメンや、焼き肉を楽しむ家族連れ=15日

 パワースポットブーム、信州デスティネーション(目的地)キャンペーン、紅葉−。3要素が重なった戸隠神社(長野市戸隠)と分杭(ぶんぐい)峠(伊那市長谷・下伊那郡大鹿村境)が週末を中心ににぎわっている。

 「この秋は今までにない人の数。奥社に参拝するのに40分から1時間ほど待つこともあります」と戸隠神社禰宜(ねぎ)の水野邦樹さん(53)。近くに紅葉の名所、鏡池もあり、長野市、戸隠観光協会などでつくる鏡池周辺環境保全推進協議会は、渋滞対策として10月9〜31日の土、日曜と祝日、戸隠スキー場−中社−鏡池−奥社参道入り口を結ぶ有料の循環バスを運行している。

 分杭峠の急斜面にある気場(きば)。「気」が満ちているとされ、訪れた人たちが段状のベンチにぎっしり並んで“瞑想(めいそう)”。近くの水場では、持参したペットボトルなどに水をくんだり、地面にシートを広げて横になったりする人も。埼玉県新座市から初めて来たという馬成史江さん(43)は「人が多すぎるためか気を感じることができずに残念。静かな時にまた来てみたい」と話していた。

 こちらも渋滞対策で、今年3月から峠と伊那市側のふもとを結ぶ有料のシャトルバスを運行。市長谷総合支所によると、7カ月余で延べ9万人弱が利用。9月には1600人を超えた日もあった。

 同支所の池上直彦産業振興課長は「ブームは5年ほど前にもあった。一過性なのか、長く続きそうなのかを見極めた上で、周辺の温泉や寺などを組み合わせた広域的な観光を模索していきたい」と話している。

[写真・文 渡会浩]
 
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