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サンデー・フォト×俳句入門が始まりました!

 ▼サンデー・フォト×俳句入門が始まりました!

 写真と俳句の響き合いを楽しむ「フォト×俳句」。これから取り組んでみたい人向けの「入門」コーナーの初回です。10月に小林一茶の故郷、長野県上水内郡信濃町で開く全国選手権に向けて、今回は、写真家中谷吉隆さんと坊城俊樹さん(ともに木曜「フォト×俳句」欄選者)が、写真と俳句の響き合いの大切さについて語り合います。第2、第4日曜日に信濃毎日新聞に掲載します。

 響き合い大切に
 【中谷】 今回は、フォト×俳句で一番大切な、俳句と写真の「響き合い」について、具体例(右)に即して考えてみたいと思います。
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 【坊城】 句の季題は「花疲れ」。人や花にあたっての疲れで、倒れ伏すような疲れではありませんね。句からは、花衣を着た女性が玄関先でふと疲れた表情を見せる、艶っぽい情景が浮かんできます。
 【中谷】 情感のあるいい句。だからこそ写真は、猫じゃない方がいい。
 【坊城】 句を見て写真を見ると「えっ、猫なの?」と冷めてしまいますからね。
 【中谷】 私なら、姿見の鏡にかけられた布がめくれていて、そこに和室の情景が映り込んでいる、そんな写真にしたい。
 【坊城】 そうすると、句と写真がよく響き合ってきますね。句の余韻が、2倍、3倍にもなってくる感じがします。
 【中谷】 猫の写真も悪くないね。
 【坊城】 句を変えるなら、〈花疲れ恋の重さに戻り来て〉なんてどうでしょう?
 【中谷】 いいですね。恋猫が路地で格闘して疲れて帰ってきて、「こいつ負けたのかな」って感じも出て、面白いよね。
 【坊城】 俳句と写真の「響き合い」について考えた今回は、私の句を読者の皆さんに課題俳句として出題します。よく合う写真を撮って送ってください。
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 【中谷】 「マンボウの春の夢」。私なら具体的な物じゃなく、桃源郷のような、浮遊している感じが出る光景を探すね。
 【坊城】 マンボウ目線で見た「夢」でもいいですね。家族の幸せそうな様子とか、うらやましいな、というような。

 ◆課題俳句に付ける写真を募集します
 締め切りは2013年5月10日。講評は同26日付の信濃毎日新聞に掲載する予定です。作品づくりの悩みも、自作の作品1点とともに寄せてください。選者が答えます。投稿は信濃毎日新聞地域活動部へ、郵送(〒380―8546 長野県長野市南県町657)か、メール(t-chiiki@shinmai.co.jp)で。郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記。問い合わせは同部(電話026・236・3110)。

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