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松田選手へのメッセージを掲げるサポーターたち=7日、松本市アルウィン

 サッカーの元日本代表で、日本フットボールリーグ(JFL)松本山雅FCの松田直樹選手が急死してから初めてとなった7日の公式戦―。試合会場の同FC本拠地アルウィン(松本市)には、県内外から大勢のサポーターが詰め掛け、同選手の早すぎる死を悼みつつ、Jリーグ入りを目指して「前を向いて行こう」と誓った。
 「気持ちに整理をつけて前に進まないといけない。彼(松田選手)が見たかった風景に向けて歩いていかなければならないので、最後のコールを送りたい」
 試合開始前の午後5時半ごろ、サポーター組織「ウルトラスマツモト」のコールリーダー、小松洋平さん(25)=松本市=はこう叫び、サポーターたちを指揮。スタンドには、大きな「松田コール」が響き渡った。
 諏訪郡下諏訪町の自営業橋口卓司さん(42)は「ありがとう松田直樹」と書いた緑と青の旗を午前中からスタジアムの入り口付近に広げ、「メッセージを書き込んでください」と来場者に声を掛けていた。
 神奈川県横須賀市の保育士細江愛(あゆみ)さん(25)は、松田選手のスパイクを持って観戦に来た。松田選手のJリーグ1部横浜F・マリノスでの最後の試合を見に行った時、ピッチに投げたのをキャッチしたものだという。細江さんは、松田選手が山雅に移籍してから月に1回は山雅の試合に。そこで仲良くなったサポーターに見せようと持参した。
 「悲しい気持ちはみんな一緒だと思う。松田選手のことを思って触ってもらえれば」と細江さん。松田選手が「ありがとう」と書き込んだスパイクを一目見たいと、サポーターが取り囲むと、細江さんは「触っていいですよ」と声を掛け、入場前にスタジアムの入り口付近に置いた。
 茨城県から来たアルバイト三倉彩依さん(21)も松田選手ファン。山雅の試合を初めて観戦した。「サポーター一人一人が本当に愛してくれるチームを選んだんだなと実感した。辛いし悲しいけど、マツ(松田選手)がいなくてもできるところを見せてほしい」と話した。

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