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大塩さん(左)の指導で水中トレーニングをするアルティスタ東御の選手=21日、東御市の温泉アクティブセンター

 サッカー地域リーグの北信越リーグ1部に所属するアルティスタ東御は今季、提携している社会福祉法人みまき福祉会(東御市布下)が運営する総合福祉施設ケアポートみまき内にあるプール「温泉アクティブセンター」を使った体力向上に取り組んでいる。同福祉会の理学療法士らが、限られた練習時間内でどう効率良く鍛えるかを指導。チームは初のリーグ優勝に向け、選手の体幹強化や体力の底上げを目指している。
 アルティスタの選手21人は上田市や小諸市などの会社に勤めながら、火〜土曜日の午前8〜10時に練習する。同福祉会と提携後の2月からは、火曜日はケアポートみまきのトレーニング施設とプールを使用。水〜土曜日は小諸市でボールを使って練習する。選手は運動指導を受けたお礼に同施設での介護予防の体操などに参加し、住民と交流を深めている。
 21日は、選手全員が施設内のトレーニングマシンとプールの2組に分かれて練習した。プールでは両手足に水の抵抗を増す器具を着け、水中歩行やキックの動作などの手足を大きく動かす運動に約1時間取り組んだ。指導する理学療法士の大塩琢也さん(43)がプールサイドから「きついと感じる部分を意識して」などと声を掛けて励ました。
 水中運動を終えたキャプテンの斎藤智閣(ともはる)選手(33)=松本市=は「年齢が高い自分の場合、水中だとけがを心配せずに運動できるのがありがたい」と話した。
 5月には選手全員の最大酸素摂取量や膝の筋力、体脂肪率などの基礎体力データを計測。水中運動を始める前の2月と比べ、体脂肪率が落ちるなどの効果が表れた。大塩さんは「定期的に数値の変化を示すことで、選手が自分の弱点を理解して鍛えるための手助けになればいい。データはお年寄りの介護予防の研究にも役立てたい」と話す。
 チームは昨季、首位を走ったが終盤戦で失速して3位に終わった。今季は悲願のリーグ初優勝とアマチュア最高峰の日本フットボールリーグ(JFL)昇格を狙う。
 J2の松本山雅FCから派遣されている小林慎二監督(52)は、アルティスタの選手について「Jリーグの選手と比べ、まだ体の線が細い」と指摘。「水中運動をすると体幹が強くなり、体脂肪を落とすことで体の切れも出る。試合でのパフォーマンスに生きるはず。チャレンジャーの立場で優勝とその先の昇格を目指したい」と意気込んでいる。

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