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最終節の横浜FC戦後半ロスタイム、体を張って自陣ゴールを守る松本山雅の選手=20日、松本市のアルウィン

 サッカーJ2の松本山雅は20日に終了したリーグ戦を3位で終えた。最終戦前に札幌、清水、松本山雅の上位3チーム全てにJ2優勝とJ1自動昇格の可能性があり、最終的に1〜3位が勝ち点1差の中に入る過去に例のない大激戦だった。J1自動昇格をあと一歩で逃した松本山雅は、27日に始まるプレーオフでJ1昇格を狙う。
 優勝した札幌は第35節で2位松本山雅との勝ち点差を9に広げ、頭一つ抜け出した。しかし、その後の7試合は2勝2分け3敗と失速。第40節では松本山雅との勝ち点差がなくなり、2位と勝ち点3差で迎えた最終節は最下位の金沢に辛うじて引き分けた。
 逆に2位の清水は終盤で猛追。負傷で長期離脱していたFW大前の復帰が大きな要因となり、第33節で松本山雅に敗れた直後から9連勝で締めくくった。この9試合はいずれも複数得点の圧倒的な攻撃力を見せた。最終的に勝ち点は松本山雅と同じだったが、得失点差で大差をつけた。
 終盤戦が対照的だった2チームに対し、松本山雅は安定していた。第22節から2位をキープし、首位攻防戦となった第24節の札幌戦で敗れた直後から16試合無敗を記録。しかし、J1自動昇格が決まる可能性があった第41節で町田に敗れたことが大きな痛手だった。
 反町監督は「16試合負けていなかったのに、一つ負けただけで3位に落ちる。恐ろしいリーグだ」と嘆いた。チーム最年長の田中も「リーグ戦の難しさを思い知らされた」と話した。
 16試合無敗の内訳は9勝7分けで、引き分けが多かったことも響いた。7分けで得る勝ち点7は、2勝1分け4敗と同じだ。負けない粘り強さがあった一方で、勝ち切れないのは勝負強さを欠いたとも言えそうだ。
 J1昇格プレーオフは松本山雅にとって初だが、過去に他クラブで経験している選手は多い。2014年にプレーオフでJ1昇格を決めたのはリーグ戦6位の山形。当時山形に所属していた宮阪は「僕たちは6位だったので何も失うものはなくて楽しかった」と振り返る。今度は逆の立場だ。
 27日に当たる6位の岡山には勝ち点19の大差をつけたが、一発勝負のプレーオフで松本山雅が優遇されるのは、ホームで試合ができ、引き分けの場合は勝者になれることだけだ。
 全てをリセットして新たな戦いに臨まないといけない。DFリーダーの飯田は「点を取られなければ負けない」とシンプルに考える。リーグ戦で最少失点だったことは大きな強みだ。

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