がんばれ!信州サッカー

クラブ運営会社で鉄戸さん(右)の話を聞く(左から)浅川さんと樋口さん

 信州大(本部・松本市)1年生の「地域ブランド実践ゼミ」に所属する3人が、今季からサッカーJ1に参戦する松本山雅FCと連携し、塩尻市をPRする商品開発を計画している。さまざまな分野の人に開発に関わってもらう予定で、山雅の選手が多様な職種に触れ、引退後の職業を考えるきっかけもつくろうとしている。
 開発する商品は、サンプロアルウィン(松本市)での試合の際に販売する土産物を想定。今後は山雅のホームタウンの市町村にも同じ取り組みを広げる考えだ。各市町村は知名度向上を、山雅にとっては地元の関係者らが商品開発に関わることで新たなサポーター獲得を見込めるという。
 商品開発は、同ゼミの学生をはじめ、山雅の選手、行政や地元関係者で進める。開発を通し、選手にとっては引退後の就職の可能性が生まれ、学生も進路の参考にできる。
 同ゼミの浅川雄介さん(19)=経法学部=と樋口広大(ひろむ)さん(19)=工学部=は昨年12月下旬、松本市の山雅運営会社を訪問。選手を引退した後、運営会社に就職した鉄戸裕史さん(36)に、選手の引退後の進路や現役選手の意識について聞いた。
 鉄戸さんは「引退後もクラブに残る選手は一握り。サッカーのことしか考えてこなかった人も多く、引退後のビジョンを持っている人は少ない」と説明。山雅が引退後に幅広い選択肢があるクラブになることで「ビッグクラブでなくても選手が入団してくれる可能性がある」と期待した。
 信大は塩尻市と地方創生に関する共同研究をしており、今回はその一環。同ゼミの学生は2月に塩尻市に提案し、事業化が決まれば商品開発が動きだす。浅川さんは「地域のイメージ向上になり、選手にも役立てるようにしたい」と話している。

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