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山雅

山雅、活動を再開

2020年5月19日掲載

 新型コロナウイルス感染拡大防止のためチーム活動を休止していたサッカーJ2松本山雅は18日、松本市かりがねサッカー場で1カ月ぶりにチーム練習を行い、活動を再開した。2月下旬から中断が続く公式戦の再開時期は決まっていないが、感染防止対策を取りながら強化を図っていく。
 右膝を痛めているMF吉田を除く33選手が参加。密集を避けるため、11人ずつ3グループに分けて時間帯をずらした。各グループがそれぞれ約1時間半、人工芝グラウンドで持久力測定やパス交換などの練習に取り組んだ。
 練習後にオンラインで取材に応じた主将の田中隼は「身が引き締まる思い。チームメートからも『これから状態を上げていく』という気持ちが伝わってきた」と強調。布監督もオンライン上で「選手たちは非常にいい顔をしていた。公式戦再開に向けて練習を積み重ねていきたい」と話した。
 クラブハウスの利用は着替えなど最小限にとどめ、当面は報道関係者を含めて完全非公開とすることで外部との接触機会を減らす。体温や行動履歴の確認など、感染を広げない対策も徹底する。
 5月中は休養日を挟みながらグループ練習を続け、6月からの全体練習再開を目指す。
<強化、難しいかじ取り>
 1カ月ぶりにチーム練習を再開した松本山雅。主将の田中隼は「サッカーができる素晴らしさを感じた」と言葉を弾ませた。ただ、新型コロナウイルス感染防止のため当面は全体練習ができず、練習試合も組めない。何よりも公式戦の再開時期は未定のままだ。その中で、どのように強化を進めていくのか。クラブには難しいかじ取りが求められる。
 2月23日のJ2開幕戦を最後に公式戦が中断した後も、松本山雅は静岡県でミニ合宿を行うなど練習を継続した。国内外で感染が広がる中、クラブは全体練習に感染の不安を感じた選手には個別練習を認めるなど、柔軟に対応。開幕時と変わらない心身の状態を維持し、再開を見据えてきた。
 しかし、緊急事態宣言が全国に拡大されたことを受け、4月18日からチーム練習は休止に。この間、選手は自主練習に取り組むしかなかった。
 この日、1カ月ぶりにチーム練習を指導した布監督は「選手の状態にばらつきがある」と受け止める。今後は6週間程度をかけて公式戦を戦えるまでチーム状態を高める構想を練るが、「その通りにいくか分からない」と本音を漏らす。
 Jリーグは6月7日までの全試合延期が決まっており、再開は早くても7月との見方もある。布監督はこの日、選手たちに「新しいシーズンが始まる初日のような緊迫感を持ってスタートしよう」と呼び掛け、チーム一丸となって困難に立ち向かう決意を示した。

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