塚越寛さんが説いた「年輪経営」とは 著書は海外でも翻訳 読み続けられる“経営の名著”
「かんてんぱぱ」で知られる伊那食品工業最高顧問だった塚越寛さんが亡くなった。塚越さんの「年輪経営」という経営方針は広く知られ、トヨタ自動車の豊田章男会長も著書を推薦。過去記事から功績を振り返る。
■塚越寛さん
「景気の波に左右されるのでは本当の経営とは言えない。成長を急がず、わずかずつでも毎年確実に伸びていくことが大切だ」。少しずつ成長を重ねる木の年輪に企業経営をたとえた「年輪経営」を長年説く。
著書が中国や韓国など国外で翻訳・出版されたり、トヨタ自動車(愛知県豊田市)の豊田章男社長が発言の中で取り上げたり、その経営理念への関心が広がっている。昨年秋には雑誌の企画で「年輪経営」をテーマに豊田社長と対談。「会社の売り上げが増えたからといって人々が幸せになるとは限らない。業績の…