実質賃金が上がらない日本 生産性は向上しているが反映されず(河野龍太郎・BNPパリバ証券チーフエコノミスト)
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■コラム「読み解く経済」
過去四半世紀、日本では、時間あたりの実質賃金はまったく上がっていない。ここ数年の円安インフレの影響で、むしろ減少している。経済人は、生産性を上げなければ実質賃金は上がらないと言う。ただ、過去四半世紀、日本の時間あたりの生産性は3割上がっている。にもかかわらず、それが実質賃金に反映されていないのが実態だ。
この間、米国では生産性が5割上がり、実質賃金は3割弱上がった。経済人は、米国並みに生産性を上げれば、日本も実質賃金が上がるというが、この理屈は少し変だ。フランスやドイツの生産性の改善は日本より劣っているが、…
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