突風対策待ったなし、頭悩ませる長野県内の鉄道会社 長野電鉄3人死傷事故から1年
須坂市小山を走行中だった長野電鉄の普通列車が突風で飛ばされたとみられる小屋と衝突し、乗客3人が死傷した事故は21日、発生から1年を迎えた。当時、小屋が衝突した車両に乗っていたものの被害を免れた乗客は不安を抱えつつ現在も列車を利用している。県内の鉄道会社には、同じような事故が起きないよう対策を進める動きもあるが、局地的な突風への対処は容易ではない。
■調査、捜査は継続中
なぜ事故が起き、どうすれば防げたのか-。運輸安全委の調査や県警の捜査は継続中で、結論が出るまでには時間がかかりそうだ。だが再発防止は待ったなし。県内の鉄道会社は突風や飛来物への対策に頭を悩ませている。
事故当時吹いた突風について、気象庁は風速約30メートルと推定し、被害は直径約700メートルの範囲と局所的だった―としている。
長電によると、風速25メートル以上で運転を見合わせると決めていたが、当時、約2キロ離れた長野市境の村山橋に設置していた風速計が故障。結局、列車は徐行せずに時速約60キロで走行していた。
■リスクは「年々拡大」
近年はゲリラ豪雨なども…