岡谷南高校放送部が全国コンテストで入選 身近な疑問を題材に
■外国籍の先生なぜ「教諭」になれない?
岡谷南高校放送部の2年生部員3人が制作したドキュメント番組「先生のジょうケン」が7月に東京都で行われた「第69回NHK杯全国高校放送コンテスト」で入選した。同校講師春原ケンジさん(32)が外国籍のため教諭になれないという身近な疑問が制作のきっかけ。取材を通じ、生徒たちは教師の仕事に国籍は関係ないのでは―と考えた。
「他の先生と同じ仕事をしているのに、なぜ立場が違うんだろう」。2月、同部2年の中村光さん(17)は、顧問の先生から春原さんがブラジル国籍のため正式な教諭にはなれず、任期の制限がない「常勤講師」として働いていることを聞き、違和感を抱いた。
春原さんは社会科の授業を担当し、野球部の監督を務めるなど…