公民館が果たす役割は? 阿智村で講座 「表現の自由」話題に
■政策批判し圧力も 公民館報の歴史に学ぶ
阿智村の住民有志が21日夜、「暮らしの学びを発展させるために―豊丘村公民館報に学ぶ」と題した講座を村中央公民館で開いた。豊丘村ではリニア中央新幹線の残土を巡り、村民による批判記事を公民館報で連載。村区長会が連載中止を要請したが、公民館は最後まで連載を続けた。この日の講座は、公民館報の在り方を題材に公民館が果たす役割を考えた。
信濃毎日新聞は5月4日付朝刊で、区長会による連載中止要請にかかわらず、公民館は全33回の記事を最後まで掲載し、村区長会の「見解」も載せたことを報じた。同5日付朝刊から、公民館報編集委員会や村区長会を取材した全3回の連載「公民館報が呼んだ波紋」も掲載した。
この日の講座は自由なテーマで定期的に開く「あち自由大学」の一環で、記事の掲載を受けて緊急に企画した。阿智村を中心に飯田下伊那地域から13人が参加して豊丘村公民館の公民館報がどのようなことを取り上げているのかについて学んだ。
コメンテーターを務めた…