リニア工事、長野県内の現状は? トンネルや橋りょう、工事の遅れ目立つ
リニア中央新幹線の県内の総延長は52・9キロ。静岡県側から下伊那郡大鹿村、豊丘村、喬木村、飯田市、阿智村、木曽郡南木曽町を通って岐阜県中津川市に抜ける。このうちトンネル区間が全体の92%(48・5キロ)を占め、地上部の飯田市に長野県駅(仮称)と保守基地が設けられる。
JR東海は2016年11月に長野県内で工事を始めた。県内の全12工区について当初は26~27年に工事を終える予定としたが、24年3月に品川―名古屋間の27年開業を断念すると発表。その後、各工区で当初予定からの遅れが相次いで表面化した。工事の長期化で地元住民の負担が増し、トンネル掘削による残土の処理先も全ては決まっていないなど課題が残っている。