松代で伐採した杉、善光寺御開帳「回向柱」の姿へ 長野市で製材
来春の善光寺(長野市)御開帳に向け、境内に建立する回向柱として奉納する杉の製材が15日、長野市篠ノ井西寺尾で行われた。戦後から作業を毎回担う「坂田木材」が、長さ約10メートルの杉を45センチ角に加工。期間中は前立本尊と「善の綱」で結ばれ、多くの参拝客が御利益を求めて触れる。
同社の製材工場で約10人が作業。杉をクレーンでつり上げて向きを調整し、台車に乗せて製材機で慎重に切っていった。坂田庄司会長(81)は「(今回の杉は)木目が詰まっていて台車の自由が利かなくなるくらい重い。良い木だ」と話した。
回向柱になる杉は、松代地区の住民らでつくる「善光寺回向柱寄進建立会」が8日に同市松代町西条の中村神社境内で伐採した。製材作業を見守った建立会の香山篤美顧問(78)は「大地からいただいた木が全国、世界の皆さんにご縁をつなぐことを松代として誇りに思う」と語った。