大河ドラマで注目、浜松の「二俣城跡」 信康、最期の地 信州にもゆかり 【足を延ばして、静岡へ】
徳川家康の長男・信康が切腹したと伝わる二俣城跡(浜松市天竜区)は、天竜川が大きく回り込み、二俣川と合流する台地の上にある。今年はNHK大河ドラマ「どうする家康」で注目を集めた。
二俣城と隣の鳥羽山城は戦国時代の山城で、中世的な山城に、近世的な石垣が導入された初期の姿が保存されているのが特徴という。関ケ原の合戦(1600年)後、廃城となったものの、天守台などは残り、当時の面影を残している。二つの城跡は2018年、国史跡に指定された。
二俣城と鳥羽山城の御城印を販売している天竜区観光協会天竜支部(電話053・925・5845)によると、ドラマの効果は大きく、信康の墓がある清瀧寺を目指す観光客も目立つ。
地元では昔から慕われていたという信康。3日には新型コロナで…