軽井沢ウイスキー、始動 原料も栽培 2032年の出荷目指す
軽井沢町発地(ほっち)の「軽井沢ウイスキー」の蒸留所が完成し、ウイスキー造りを始めた。たるに寝かせた後、2032年の初出荷を目指す。原料となる大麦の栽培も、施設に隣接した畑など県内で広げていく予定で、軽井沢で生まれ育ったウイスキーを世界に―と関係者は意気込んでいる。
軽井沢ウイスキーは、日本酒「寒竹(かんちく)」の銘柄で知られる戸塚酒造(佐久市)16代目の戸塚繁社長(48)が個人出資して設立した。約1・3ヘクタールの敷地に鉄骨造一部2階建ての蒸留所(約600平方メートル)を建設。英国のメーカーが製造した大型蒸留器2基を備える。230リットル入りのたるに…