〈知・究・学〉影絵を使った天体観測⑰ 巨大化する望遠鏡(三沢透)
1609年、イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイは世界で初めて望遠鏡を使った天体観測を行いました。望遠鏡は口径(直径)数センチ程度のコンパクトなものでした。
それから400年余りの間に世界の望遠鏡は大型化が進み、現在の主流は口径10メートルクラスです。さらなる巨大化を目指し、口径30メートルの望遠鏡(英語名の頭文字をとってTMTと呼ばれます)計画も進められています。
すばる望遠鏡が稼働し始めた数年後には、すでに日本の次世代巨大望遠鏡計画は始まっていました。しかし…