母からの1万円「本を買ってきて」 大人になった娘に毎月頼む理由は

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こな・つむりさん(左)と母。幼いころに朝日が昇るのを観測した場所で撮影したものだ=こなさん提供

【朝日新聞のデジタル版連載「いつも、どこかで」 2026年7月26日配信】

 アパレル系企業で7年間勤務した後、結婚して3人の子を出産。

 子育てをしながらハンドメイド作家になり、次は書店員に。

 店に設置した販促用の手作りPOPが注目を集め、フリーのPOP職人として独立。

 読書感想文の書き方についての書籍2冊を出版し、本を売る側だけでなく作る側にもなった――。

 岐阜県在住のこな・つむりさん(50)が、これまで歩んできた道のりだ。

 多彩なキャリアの根底には「母の教え」がある。

 85歳になった母は今、車で15分ほどのところに住んでいる。

 読書家である母のために、こなさんは毎月4~5冊の本を届けている。

 自分が買った本や、POP制作のために出版社から送られてきた本。

 数少ない親孝行のひとつとして、10年ほど続けていることだ。

 本を受け取った母は、自分に合わない内容だと思っても、必ず最後まで読む。

 「どんな本でも1カ所ぐらいは『へぇ』と思うところがある。1カ所でも『へぇ』と思えれば元が取れる」

 以前、そんなことを話していた。

 

■母からのLINE

 今年3月、母からLINEでこんなメッセージが届いた。

 「毎月1万円渡すから、好きな本を買ってきて」

 それを読んですぐ

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