小平奈緒『Link』(1) 頂へ一歩一歩 原点は登山
競技人生の原点は山登り―。スピードスケートの五輪金メダリストで10月下旬に現役を引退した茅野市出身の小平奈緒さん(36)。スケートを通じて見たかった景色は、子どもの頃に体験した山登りと共通していたという。
スケート界での功績に加え、災害ボランティアを通じた地域住民との交流や魅力的な言葉で人々に印象を残してきたアスリートだった。3歳でスケート靴を履き、真摯(しんし)に競技に取り組んできた小平さんが、これまでの歩みを振り返る。
■父と八ケ岳へ南アルプスへ あの日見た景色
子どもの頃、夏になると父親と一緒に毎週のように山登りをしました。茅野市に住んでいたので、八ケ岳の山は全て登ったはずです。標高3千メートルを超える仙丈ケ岳など南アルプスの山にも行きました。
私の競技人生は山登りが原点だったのかもしれないと、今年の夏になって気付きました。2018年2月の平昌五輪女子500メートルで金メダルを獲得した後、私にとって金メダルは目的ではなかったことが分かったからです…
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