〈しなの歴史再見〉武田家滅亡と上杉景勝 新発見の文書ににじむ「したたかさ」

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天正10年3月7日付「上杉景勝書状」(県立歴史館提供)

 ■県立歴史館総合情報課長 村石正行

 天正10(1582)年2月の初め。甲斐の戦国大名・武田勝頼の元にまさかの一報が届く。「木曽逆心(ぎゃくしん)」。木曽とは勝頼の妹婿で信濃国木曽谷の領主・木曽義昌のこと。義弟・義昌が織田信長に寝返ったのだ。無防備となった信濃の西口から敵がなだれ込んでくる。焦る勝…

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