子どもの命と向き合い30年 「最後のとりで」これからも 長野県立こども病院、8日に記念式典

県立こども病院のNICUで赤ちゃんを見守る看護師。多くのスタッフが子どもの命と向き合ってきた

 安曇野市の県立こども病院は8日、開院30周年の記念式典を市内で開く。小児向けの高度専門医療を担う病院として設立され、段階的に機能を拡充。県内小児周産期(出産前後の時期)医療の「最後のとりで」として、多くの子どもたちと向き合ってきた。現在は建物の老朽化や医療ニーズの変化を踏まえ、建て替えも視野に将来の病院の在り方を模索している。「30歳」を迎えたこども病院の歩みを振り返る。(難波淳)

 県立こども病院は1993年5月、全国9番目の都道府県立こども病院として現在地に開院した。それまでは小児の高度専門医療に対応した医療機関が県内になく、県外へ通院・入院する子どもが少なくなかった。

 開院時の病床数は60床。翌春に整形外科や脳神経外科などの診療を始めて100床に増やした。その後も診療科や機能を拡充しつつ段階的に増床し、現在は小児集中治療室(PICU)や新生児集中治療室(NICU)を含め200床を持つ。2000年の産科開設に伴い県総合周産期母子医療センターに指定され、名実ともに…

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