〈しなの歴史再見〉「かみくいむし」対策で全館燻蒸 源氏物語にも「シミ」が登場

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源氏物語屏風「若菜下」。光源氏から琴を習った女三宮(右奥)が合奏をする場面(紙本著色、江戸時代、県立歴史館蔵)

 ■県立歴史館総合情報課長 村石正行

 古びた本を広げると小さな虫が這(は)っていた。シミ(紙魚)だ。博物館運営に携わる者たちの界隈(かいわい)では「かみくいむし」と呼んでいる。その名の通り魚のようにくねくねと動き、紙を好む体長1センチほどの虫。「蓼(たで)食う虫も好き好き」と言うけれど、大切な本を…

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