松本市の秋の風物詩 松本城天守で漆の塗り替え進む

下見板の黒漆を塗り終え、取り外した足場の材料を運ぶ職人=8日、松本市

 松本市の国宝松本城天守で、毎年秋に行われる漆の塗り替え作業が進んでいる。8日は、市内の碇屋(いかりや)漆器店の職人らが天守の石垣ののり面を移動し、観光客の目を引いていた。

 天守の外壁には黒漆塗りの「下見板」が使われており、保全のための塗り替えはこの時期の風物詩。今年の作業は8月下旬に始め、すす払い、水洗いを経て黒漆を塗る作業はほぼ終了した。

 作業のために組んだ足場も解体し、職人らが石垣の上を行ったり来たりして片付けた。同店3代目の碇屋公一さん(44)は「ぐらぐらしている石もあり、一歩一歩確かめながら歩いている」。

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